日常臨床のための対象関係論WEBセミナー第五期ご参加の皆様へ
まだまだ暑さの続く毎日ですが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、第五回配信のご連絡です。今回は、「面接プロセスの基本１ ーー地ならしから人間界の足場づくり」として、面接プロセスの前半の考え方を解説しています。今日の臨床は自我脆弱群のセラピーが中心になってきておりますので、面接を進めるにあたっての下ごしらえが必要となります。それは、私がコロンボ方式と名付けた「体験の共有性」、「共視的関係性」などの関係性づくりです。その後、不安の裏返しとしての願望の意識化などに進みます。さらにその後、願望と現実の衝突といった局面に出会うわけです。
必ずしも、このように定型的に面接プロセスが進むわけではないですが、一つの指針とはなりうるのではないかと思われますので、どうぞご参考にされてください。
なお、引き続きミニSVや質問を受け付けていますので、どうぞご遠慮なく事務局まで投稿ください。
ともかく残暑厳しい折ですので、くれぐれもお身体にご自愛ください。
日常臨床のための対象関係論WEBセミナー代表
祖父江典人